2007年12月01日

バイオ燃料の原料に適したサツマイモの開発に成功


研究を主導したのは、ノースカロライナ州立大学(North Carolina State University)で野菜の代替利用法の開発研究チームを率いるクレイグ・イェンチョ(Craig Yencho)准教授(園芸学)。

 研究チームは、原料重量当たりのバイオエタノール生産量がトウモロコシよりも優れた高デンプン質の産業用サツマイモの開発において、進展がみられているとの研究報告を発表した。

 イェンチョ氏によると産業用サツマイモは、「おばあさんの畑で収穫されるサツマイモと違い、食べられるが、味はよくない」という。産業用サツマイモは、白色の果肉が紫色か白の外皮に包まれており、甘みを抑える成分であるデンプン質が食用サツマイモよりもかなり多く含まれている。

 米国ではトウモロコシ、ブラジルではサトウキビを原料に生産されているバイオエタノールは、用途は限られるものの石油に代わる燃料と注目されている。しかしエタノール需要の高騰により、トウモロコシを含む食品価格が跳ね上がるなど、石油依存とは異なる問題が浮上している。

 サツマイモを原料としたバイオエタノール生産の課題として、研究チームは費用の低減を上げている。サツマイモは手作業で植えられることから、トウモロコシに比べると生産コストが高い。

 イェンチョ氏は費用削減方法として、「ジャガイモと同じようにサツマイモを刻んだ種芋の状態にし、機械で植えることができれば、生産コストは半減される」とした上で、「そうすれば、サツマイモを原料としたバイオエタノールの生産はこれまでよりずっと費用効率がよくなり、実現可能性が高くなる。産業用サツマイモは、トウモロコシよりもずっと有望なバイオエタノール原料というだけではなく、食料源を奪うこともない」と語り、産業用サツマイモに期待を寄せた。

 イェンチョ氏は現在、世界有数のサツマイモ産出国である中国で、サツマイモが持つバイオ燃料原料としての潜在能力を開発する研究支援にあたっている。(c)AFP

各国で盛んに研究されているバイオエタノール原料に食物を利用すれば
必ずや地球上の貧困層が真っ先に被害を受けるのではと心配だった。

しかし、食品に成り難い物を利用してより効率の良いものが出来れば、
きっと、世界中の人のために成る。是非、成功して欲しいと思う。
posted by 三四郎 at 18:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする